2026年6月4日 ザ前場前ブリーフィング
今日のポイント
前日のサマリー
前日(韓国時間6月4日未明終了)の米国株式市場は、米・イラン緊張の再燃と原油価格・米国債利回りの同時上昇によりリスク回避姿勢が強まり、3大指数が揃って下落しました。ダウが620ポイント(-1.21%)下げ最も軟調で、S&P500(-0.74%)・NASDAQ(-0.89%)も9営業日連続の上昇街道を止めました。エネルギー($XLE +1.29%)・ヘルスケア($XLV +0.79%)などディフェンシブ・実物資産セクターは底堅かったものの、ハイテク($XLK -1.0%)・コミュニケーションサービス($XLC -1.31%)・金融($XLF -1.15%)が指数を押し下げました。本ザ前場終了後、ブロードコム($AVGO)とクラウドストライク($CRWD)が揃って二桁の急落となり、時間外取引の雰囲気を一層重くしました。
現在の市場ムード
ザ前場開始前の先物は方向が分かれています。NASDAQ先物が約1%下げている一方、ダウ先物は小幅(+0.4%)上昇しており、ブロードコムの決算失望が半導体・高バリュエーションのハイテク株に集中して反映される様相です。S&P500先物は-0.35%で中間に位置します。米・イラン衝突によりWTIが2%以上上昇し、10年物利回りが4.49%まで上昇した点は、高バリュエーション銘柄には重荷、エネルギーには追い風と明暗が分かれます。本日の最大の変数はザ前場終了後に発表されるルルレモン($LULU)など消費関連企業の決算と、明日の夜に発表される5月雇用統計を控え様子見気分です。
ザ前場開始前のニュース一覧
本日のイベント
ザ前場終了後の決算が焦点です。前日のブロードコム・クラウドストライク急落の余波の中、高成長ソフトウェア・半導体株における「実績対コンセンサス予想」のかい離が改めて試されます。
マクロスケジュール
本日は目立った金融政策イベントはありませんが、週内の雇用指標の「ウォーミングアップ」が始まります。
コンセンサス21.0万件 / 前回21.0万件。労働市場減速のスピードを週次で点検する指標で、予想を大きく上回れば景気減速懸念が、下回れば利下げ期待の後退が浮かび上がります。ただし市場の真の視線は明日(金)夜、韓国時間21:30発表の5月非農業部門雇用者数(NFP、コンセンサス8.5万人・前回11.5万人) に集まっており、今日の申請件数はその前哨戦の位置づけです。
配当落ち
注目銘柄
テクニカル指標上、前日の終値ベースで過熱と売られ過ぎが明確に分かれています。ブロードコム($AVGO) はRSI 70以上・ボリンジャーバンド上限突破・ストキャスティクス80超と短期的な過熱が蓄積した状態の中、決算失望も重なって時間外取引で急落しました。AI売上が2倍超に増加したにもかかわらずガイダンスが予想を超えられなかったことから、半導体全般($AMD・$MU・$ARM・$MRVL)の投資心理を測る物差しとなります。逆にアルファベット($GOOGL) はボリンジャーバンド下限割れ・ストキャスティクス20以下で売られ過ぎゾーンに入っており、ビッグテック差別化相場の中で相対的な防衛が可能か見守る銘柄です。本日ザ前場開始前に決算を発表するシエナ($CIEN) は、ブロードコム以降のAIインフラ需要の実際の温度を確認する最初の試金石です。
本日のアクションガイド
本日も冷静に、最初の一撃反応よりその後の流れを見る一日となさってください。
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