2026年5月8日 寄り付き前ブリーフィング
今日のポイント
前日サマリー
木曜日の米国株式市場は、過去最高値圏で一服感が入る展開となりました。S&P 500は0.38%安の7,337.11で取引を終え、ダウは0.63%安、ナスダックは0.13%の小幅安で引けました。モメンタム株が5年ぶりの最悪の1日となり、これまで市場をけん引してきたAI主導銘柄への利益確定が集中、$ARMが10%急落し半導体セクターの下落を主導しました。時間外では$ABNBが業績見通しを上方修正し1%上昇、$NETがEPSビートで堅調だった一方、$COINは売上高とEPSの双方をミスし冴えない動きでした。
現在の市場ムード
本日の米国株式市場の寄り付きを控え、先物市場は反発を試みています。S&P500先物は0.42%高、ナスダック先物は0.57%高、ダウ先物は0.27%高で推移しており、昨日のモメンタム株の清算後に押し目買いが入っています。ただ、韓国時間21:30の4月雇用統計が相場の方向性を決める最大の材料であり、新規雇用者数のコンセンサスは6万人程度と、前月の17.8万人から大幅な減速が見込まれています。雇用減速の強度次第で、利下げ期待の強まり(株価に追い風)あるいは景気後退懸念(株価の重荷)という2つのシナリオが分岐し得るため、発表直後の最初の30分のボラティリティに備える必要があります。
寄り付き前のニュースまとめ
本日のイベント
本日はBMOにグローバル大型株の決算発表が集中しています。AMCは中小型株中心のため市場への影響は限定的です。
マクロスケジュール
本日は1週間の核心となるマクロ指標が集中する日です。
月次で最も影響力のあるマクロイベントです。NFPコンセンサスは約6万人と、前月の17.8万人から大幅な減速が予想されており、Fedの次回会合の判断に直接影響し得るシグナルです。コンセンサスを大きく下回れば、利下げ期待の強まりで債券・ハイテク株が堅調となる可能性がありますが、弱すぎる結果になれば景気後退懸念が優先され、リスク資産全般が揺さぶられる可能性があります。平均賃金上昇率はインフレの粘り強さを測る指標として併せて確認する必要があります。
寄り付き30分後の発表のため、現物取引時間中にボラティリティを引き起こす指標です。インフレ期待が上振れれば、NFPが良好でも債券売り基調が再開される可能性があるため、両指標をセットで確認する必要があります。
権利落ち
注目銘柄
S&P500のRSIは72.89、ナスダックのRSIは79.24と、両指数ともに短期の過熱圏に突入しています。VIXは17.06と表面的には落ち着いていますが、昨日のモメンタム株の一斉清算は過熱圏で積み上がった利益確定のシグナルと解釈できます。
本日の行動ガイド
本日も冷静に、データに振り回されず、流れを見極める1日をお過ごしください。
一覧へ免責事項: 本コンテンツは参考資料であり、投資勧誘ではありません。すべての投資の責任は投資家ご本人にあります。