2026年6月23日 取引開始前ブリーフィング
今日のポイント
前日のまとめ
6月22日(月)の米国株式市場は、指数によってまちまちな動きとなりました。ダウは0.29%上昇した一方、S&P500は0.37%、ナスダックは1.32%下落し、大型テック株が指数の重しとなりました。人工知能への投資(設備投資)の過熱懸念がアルファベットやアマゾンなどのハイパースケーラーを直撃する一方、資金はマイクロンやコーニングなどのメモリー・半導体装置株へ移る循環売買が見られました。変動性指数(VIX)は17台へ上昇し、表面下の警戒感を浮き彫りにしましたが、その警戒感が本日未明のアジア市場で本格的な売りへと拡大しました。
現在の市場ムード
本日の取引開始直前、先物は大きく売り込まれています。ナスダック100先物が2.69%、S&P500先物が1.45%急落しており、ダウ先物も0.61%下落しています。韓国のKOSPIが9.99%急落し、サーキットブレーカーが発動されたことが発端でした。SKハイニックスがAIメモリーの増設ペースを調整するとの報道と、レバレッジETFに対する規制への警戒感が重なり、昨日時価総額1位となったばかりの世界の半導体株に売りが集中しました。さらに、米国の利上げ観測が強まっていることも重しです。CMEのフェドウォッチによると、年末までに50bp利上げするとの予想は、2週間前の25bpから倍増しており、リスク回避ムードが市場を支配しています。本日の最大の変数は、この売りが米国通常取引で収まるのか、それとも週後半のPCEまで続くのかです。
取引開始前のニュースまとめ
本日のイベント
本日は景気と人工知能の双方を占う決算が並んでいます。取引開始前には消費・旅行需要を、取引終了後には物流景気とAIチップ需要を確認できます。
マクロスケジュール
本日の米国経済指標の予定は比較的乏しく、市場は週後半の主要指標を待ちながら、緊迫感に包まれた状態です。
成長率の速報値は推計段階の数値であり、大幅な予想乖離がなければ市場への影響は限定的です。ただし、利上げ観測が強まる局面だけに、予想を上回る成長率となれば引き締め懸念を刺激する可能性があります。
FRBが最も重視する物価指標です。利上げ観測が急速に強まる中で発表されるため、結果次第では今回のテック株調整の深さを左右する重要な変数となります。
除配
注目銘柄
本日の行動ガイド
本日も冷静に、市場が揺れる時ほど原則を守る一日となりますよう、お願い申し上げます。
一覧へ免責事項: 本コンテンツは参考資料であり、投資勧誘ではありません。すべての投資の責任は投資家ご本人にあります。