2026年6月2日 プレマーケット・ブリーフィング
今日のポイント
前日のサマリー
昨日(6/1)、6月の最初の取引日となった米株式市場では、ダウ・S&P 500・ナスダックが揃って再び史上最高値を更新しました。S&P 500は0.26%上昇して初めて7,600ラインを上抜けし、ナスダックも0.42%上昇して初の27,000突破に成功しました。ただし、11セクターのうち上昇したのは2セクター(情報技術・エネルギー)のみで、9セクターが下落という「極端に狭い」相場展開となり、VIXは4.57%急騰し、ボラティリティ懸念が依然として残っていることを示しました。エヌビディアのRTX Spark PC向けスーパーチップ発表の恩恵により、ARM($ARM)が15.73%急騰し、クアルコム($QCOM)が8.78%、インテル($INTC)が4.69%と急落、PC用CPU市場の再編が始まりました。取引終了後に発表されたHPE($HPE)は売上+40%・EPS2倍ビートの決算で時間外32.7%急騰し、AIインフラのモメンタムを再び加速させました。
現在の市場センチメント
火曜日の韓国時間夕方現在、米株価指数先物は昨日の史上最高値更新直後、一時的に調整局面入りしています。S&P500先物 -0.1%、ナスダック100先物 -0.15%、ダウ先物 -0.05% と、様子見ムードの中での小幅保ち合い圏内です。S&P 500のRSIは73と短期的に過熱圏に到達しており、AI関連銘柄を除けばS&Pは2月以降、横ばい圏で推移しているとの分析から、市場全体の広がり(breadth)に対する警戒感が高まっています。一方で、昨日のHPEの+33%急騰効果がSOXX・$XLKへの追加モメンタム燃料として残っており、本日の分岐点は韓国時間23時の4月JOLTs求人件数と取引終了後のパロアルトネットワークス($PANW)決算の2つです。今週の真の変動要因は、明日未明のブロードコム($AVGO)決算と金曜日発表の5月NFPである点も併せて意識しておく必要があります。
プレマーケット・ニュース一覧
本日のイベント
本日は、時価総額上位の決算がBMO・AMCの両方に分散しており、「消費+サイバーセキュリティ+SaaS」の3つの軸が同時に試される一日となります。
マクロスケジュール
本日は労働市場関連の指標が1件発表されます。
コンセンサスは688万件(前回686.6万件)。求職者対比の求人数を示す求人倍率が1.0倍近辺の水準を維持しているかが第一の焦点であり、コンセンサスを大きく下回れば「労働市場悪化開始」のシグナルとして解釈され、債券高+リスク資産安というお馴染みの組み合わせとなります。金曜発表の5月NFP(コンセンサス8.5万人、前回11.5万人)を目前に控え、市場はこれら2つの指標を一体でとらえ、6月FOMCでの据え置き判断の論拠の強さを測ることになります。
配当落ち
注目銘柄
本日の決算とモメンタムが重なる銘柄を3つご紹介します。
本日のアクションガイド
本日も慌てず、結果よりも「流れ」を見る一日となりますようお祈り申し上げます。
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