2026年5月14日 プレマーケット・ブリーフィング
今日のポイント
前日のサマリー
前日の米国株式市場は、ビッグテック・半導体主導で再び最高値を更新しました。S&P500は+0.58%で初めて7,400を突破し、NASDAQは+1.20%で26,402まで上昇しましたが、ダウは金融・ヘルスケアの軟調により-0.14%と小幅に後退し、指数間のディカップリングが鮮明となりました。半導体ETF $SOXXは+2.38%で強気を牽引し、$BABA・$MRVLが+8%超え急騰し、時価総額上位100銘柄内の上昇をけん引しました。時間外ではシスコ($CSCO)が決算ビートとAI受注ガイダンスを50億→90億ドルへ80%上方修正し、+17~20%急騰したことで、本日の取引開始直前までリスク選好心理を高める状態が続いています。
現在の市場センチメント
現在の先物市場は慎重な強気です。ダウ先物が+0.41%(+209ポイント)で最も強く、S&P500先物は+0.15%、NASDAQ先物は+0.11%と、ビッグテックは利食いの動きとなっています。本日未明から始まったトランプ・習近平による北京首脳会談で、両国がホルムズ海峡の自由航行維持で合意し、中国が米国産原油・牛肉・ボーイング機の追加購入を示唆した点がリスク資産に追い風となっています。ただし、本日最大の変数は日本時間21:30の4月小売売上高(MoMコンセンサス+0.5%)です。先月の+1.7%の予想外の堅調の後に減速が確認されれば、ビッグテックのバリュエーション負担が再び脚光を浴びる可能性があります。
取引開始前のニュース一覧
本日のイベント
ビッグネームの決算が取引終了後(AMC)に集中する一日です。時価総額$346Bの半導体装置大手 $AMAT — アプライド・マテリアルズが本日未明に発表し、取引開始前(BMO)には $BN — ブルックフィールド($101B)、$HMC — ホンダ($32B)、$VIK — バイキング($37B) が相次ぎます。
マクロスケジュール
本日は米国の4月小売売上高が最重要変数です。CPI(3.8%)とPPIがともに加速した直後の発表となるため、小売売上高が減速なら「インフレ持続+消費減速」というスタグフレーション懸念が刺激され、堅調なら10年国債利回りの一段の上昇がビッグテックのバリュエーションを圧迫する非対称な構図となります。
先週のPPIと直前のCPIがともに加速したことで、市場は年内のFed利下げ観測を事実上手放し、一部では再利上げの可能性まで織り込みつつあります。小売売上高の発表直後5~10分間は、10年国債利回り・ドル・ビッグテックが同時に反応するため、最初の反応に飛びつく取引は控えるのが無難です。
配当落ち
注目銘柄
本日は市場モメンタムと逆方向の技術シグナルを示す銘柄が目立ちます。
本日の行動ガイド
本日も落ち着いた姿勢で、発表直後の最初の反応よりも流れを見極める一日にしてください。
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