2026年4月1日 プレマーケット・ブリーフィング
今日のポイント
市場の雰囲気
水曜日の米株式市場オープンに先立ち、先物は2日連続の上昇基調を維持している。S&P500先物は+0.7%、ナスダック先物は+1.0%、ダウ先物は+0.6%上昇中で、Trump大統領がイランとの戦争が「数週間以内に終結する可能性もある」と述べたことが楽観論を持続させている。アジア株式市場は和平期待に爆発的な反発を見せ、KOSPIは+8.44%(5,478)で過去最大級の上昇を記録し、日経平均も+5.24%(53,739)で急騰した。ハンセン指数も+1.88%上昇した。日本銀行(BOJ)の短観(タンクン)における大企業製造業業況判断指数(DI)は17と2021年第4四半期以降の高水準を記録し、韓国の3月輸出も前年比+48.3%と予想を上回り、世界景気回復への期待を強めた。WTI原油は102~103ドル台で横ばい圏で推移しており、4月6日のカーグ島(イラン最大の石油輸出ターミナル)攻撃期限が迫る中、緊張感が維持されている。
本日のイベント
本日は雇用・製造業に関する主要経済指標の集中日である。午前8時15分(ET)にADP民間雇用統計(3月分、予想4万人、前月6.6万人)が発表され、10時にはISM製造業景況指数(3月)とJOLTS(求人件数)が同時に発表される。ISM製造業指数は関税と原油高の二重圧迫により縮小が懸念されており、ダラス連銀製造業指数が-16.3へ急落した前例もあり、警戒が必要である。市場クローズ後に発表された$NKE(ナイキ)は、EPS(1株当たり利益)$0.35(予想$0.28を上回る)だったにもかかわらず、Q4売上高2~4%減の見通しと中国売上高-20%という警告により時間外取引で-9%急落し、消費財セクター心理に冷や水を浴びせた。9年ぶりの安値($47.85)を記録しており、本日の通常取引におけるさらなる下落が懸念される。
前日クロージングの振返り
火曜日の米株式市場は、イラン和平期待により今年最大の上昇を記録した。ダウは+2.49%(+1,125pt、46,341)、S&P500は+2.91%(6,528)、ナスダックは+3.83%(21,590)と、5月以降で最大の日次上昇となり、VIXは25.39と17%急落した。半導体($ARM +10.4%、$INTC +7.1%)とマグニフィセント7銘柄が反発を主導し、エネルギー($XLE -1.13%)のみが下落となった。金($GLD +3.8%)と銀($SLV +7.3%)の同時急騰も異例であった。前日の相場サマリーを見る
注目銘柄
$NKE(ナイキ)は好決算にもかかわらずQ4ガイダンスへの失望により時間外取引で-9%急落しており、消費財セクターと市場全般の投資心理への影響が注目される。RSI(相対力指数)26.45の売られ過ぎの状態から更なる下落となれば、消費減速のナラティブが強まる可能性がある。前日+5.62%反発した$NVDA(エヌビディア)は、ストキャスティクスの売られ過ぎが継続しており、和平期待による上昇相場の中で更なる反発余地が残されている。$ARM(ARMホールディングス)は、前日+10.41%急騰後のモメンタム持続が焦点となる。テクニカルシグナルレポートを見る
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