2026年7月15日 プレマーケット・ブリーフィング
今日のポイント
前日のサマリー
前日のニューヨーク株式市場は、消費者物価の鈍化を受けてハイテク株が買われ、S&P500が0.38%、ナスダックが0.90%上昇して引けました。一方で、IBMが決算警告を受けて25%超急落し、ヘルスケア sector が1.93%押し下げられたため、ダウは0.02%の上昇にとどまりました。半導体 sector はSKハイニックスの預託証券とマイクロン、エヌビディアが堅調に推移し、指数を下支えしました。
現在の市場センチメント
先物は3指数とも0.2%前後の小幅高で始まり、前日の消費者物価鈍化によるリスク選好の流れが継続しています。ただ、上昇幅は限定的で、市場は慎重な姿勢です。本日の最大の材料は日本時間21時30分の生産者物価指数(PPI)で、消費者物価に続いて卸売物価も低下しているかが利上げ観測を再び左右します。FRB(米中央銀行)ウォーシュ議長の公聴会での発言や、プレマーケットの大型決算もセンチメントを揺らす可能性があるため、指標確認までは様子見ムードが優勢となる見通しです。
オープン前のニュース一覧
本日のイベント
オープン前の発表
$ASML — AI・メモリ投資サイクルのバロメーターです。第2四半期売上ガイダンス84億〜90億ユーロの達成可否と、装置需要に関するコメントが半導体 sector 全体の方向性を左右します。
$JNJ — 市場は1株当たり利益2.85ドル、売上高250億5,000万ドルを予想しています。医薬品部門の伸びと通期業績見通しの修正有無が焦点です。
$MS — トレーディングおよび投資銀行の手数料収入の回復がポイントです。資産管理部门への資金純流入規模も併せて確認すべき材料です。
$BLK — 運用資産残高と新規資金流入が核心です。上場投資信託(ETF)への資金シフトの流れが業績を左右します。
引け後の発表
$UAL — 夏場の繁忙期における旅行需要と運賃水準が注目ポイントです。燃料費負担と下半期ガイダンスも株価を動かす変数となります。
マクロスケジュール
卸売物価を示す生産者物価指数は、前年同月比6.2%と、前回6.5%から鈍化が予想されています。前月比では0%と、前回1.1%の急騰から大幅に落ち着くとの見方です。前日の消費者物価に続き卸売物価も低下すれば、物価ピークアウト期待が高まります。
変動の大きい食品・エネルギーを除いたコア指数は、前年同月比5.2%と、前回4.9%からむしろ上昇が予想されています。前月比は0.4%で前回と同水準です。コア物価が反発すれば、見出し指数の鈍化にもかかわらず利上げ警戒感が残るため、2つの指標の方向感が異なるかどうかがポイントです。
配当落ち
注目銘柄
本日テクニカル的に目を引くのは金融株です。JPモルガンは342.89ドルでボリンジャーバンドの上限を上抜け、相対力指数(RSI)が64.9まで上昇しており、銀行決算シーズンの代表的な方向取り役となります。ゴールドマン・サックスは前日に9%急騰して上限ブレイクとなりましたが、RSIは67.5と買われ過ぎ圏に接近しているため、追い買いよりも押し目待ちが有効と見えます。一方で、オラクルはRSI 25.5の売られ過ぎ圏に入り、前日2.74%下落しており、下落過多からの押し目買い狙いを検討する余地があります。
本日のアクションガイド
本日も落ち着いて、よい一日をお過ごしください。
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