2026年6月12日 プレマーケット・ブリーフィング
今日のポイント
前日のサマリー
昨日の米国株式市場は、トランプ大統領が対イラン空爆の撤回を発表したことで安堵の rallyが炸裂し、3大指数が揃って急騰しました。ダウは1.86%、S&P500は1.75%、ナスダックは2.54%上昇し、前日の急落分の大半を取り戻しました。前日に急落していた半導体は、フィラデルフィア半導体指数ベースで8%超えの急騰となり、反騰を主導しました。変動性指数(VIX)も再び20を下回りました。本決算後に決算を発表したアドビ($ADBE)は、売上高が13%増となりガイダンスも引き上げましたが、期待が織り込み済みとの見方や最高財務責任者(CFO)の辞任報道を受けて時間外取引で5%台の下落となりました。レナ($LEN)も売上高が予想を下回り、軟調な動きとなりました。
現在の市場ムード
本日のプレマーケット先物市場は、昨日の急騰を受けて利食い優勢の展開となっています。ダウ先物は0.5%、S&P500先物は0.2%上昇にとどまり、上昇幅は限定的です。市場の関心は本日、過去最大規模となる750億ドルを調達してナスダックに上場するスペースX($SPCX)に集中しており、場外取引の指標は公開価格比で35%以上の高い水準で形成されています。米国とイランの和平協議の原案進展の報道を受け、国際原油価格がバレル当たり80ドル台半ばまで一段と押し下げられ、米国債利回りも低下し、インフレ懸念が幾分和らいだ点がリスク選好を下支えしています。今夜発表されるミシガン大学消費者態度指数が注目材料です。
ザラ場前のニュースまとめ
本日のイベント
本日は週後半に入り、決算発表は低調です。時価総額の大きい銘柄の決算予定はなく、ザラ場終了後の決算予定は子ども向け衣料品小売りチェーンのチルレンズ・プレイス($PLCE)程度となっています。市場イベントの重心は決算から、本日ナスダックに新規上場するスペースXのIPOへと移っています。
マクロスケジュール
本日のマクロスケジュールの核心は、米国消費者の体感を映す心理指標です。
前回の值は44.8で、歴史的に極めて低調な水準です。併せて発表される1年期待インフレ率(前回 4.8%)も注目材料です。4%を超える物価が続く中で消費者心理が一段と悪化すれば、景気減速懸念が浮上する可能性があります。逆に、最近の原油価格下落や地政学的緊張の緩和が反映され反発に転じるようなら、リスク選好を強める材料となり得ます。
配当落ち
注目銘柄
本日の行動指針
本日も冷静に、市場が盛り上がる時ほど一呼吸置いて、慎重に臨む一日となられますようお祈りいたします。
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