2026年8月12日 米国株式市場まとめ
今日のひと目
市場サマリー
3大指数はまちまちでした。S&P 500は0.26%上昇の7,748.50、ナスダックは0.54%上昇の26,588.49です。ダウのみ0.04%下落の53,770.27で取引を終えました(WSJ)。2日連続の下落傾向は止まりました。きっかけは2つありました。第一に、この日朝に発表された7月の消費者物価指数(物価上昇率を測る指標)が予想通りだったことです。前月比では0.1%上昇、前年同月比では3.4%上昇しました。食品とエネルギーを除いたコアCPIは2.5%と穏当でした(CNBC)。前日に警戒されていた原油価格による物価押し上げ懸念が後退しました。第二に、AIインフラ企業の決算が「AIトレード」への信頼を回復させたことです(ブルームバーグ)。VIX(ボラティリティ指数)は5.37%下落の14.46です。恐怖・贪婪指数(投資心理の温度計)は62で「贪婪」です。
セクター・資産動向
資金がAIの「買い手」から「売り手」へ移りました。このように資金がセクター間を移動する流れをローテーションと呼びます。テクノロジーだけが単独で上昇し、素材と消費が後退しました。
主要銘柄動向
主なスケジュール
> 翌取引日の主なスケジュールは自動表示されます。
専門家コメント
> 「予想通りの物価指標は、先週の雇用統計以降形成された『利上げの必要はない』というシナリオをそのまま維持するでしょう。」
> — エレン・ゼントナー、モルガン・スタンレー・ウェルスマネジメント シニアエコノミスト
> 「このような遅行指標は、FRBをまさに望ましい位置に置きます。FRBは何もする必要がありません。景気が崩れることなく減速している――FRBが望むシナリオです。」
> — ルーク・ラバリー、エクイティ・アーマー・インベストメンツ 最高経営責任者
> 「空売りを仕掛けたい側にとっては、すでに弾切れです。」
> — イホール・ドゥサニウスキー、S3パートナーズ 予測分析部門マネージングディレクター
テクニカルシグナルと見通し
テクニカルシグナルはまさしく半々でした。全体240銘柄のうち、強気シグナル120、弱気シグナル120と拮抗しました。目立つのは、上昇銘柄側に警告が付いている点です。スペースXとアリスタはボリンジャーバンド上限(直近価格レンジの上限)を突破し、エヌビディアとマイクロソフトは買われ過ぎ(上昇が過熱している状態)リストに挙がりました。一方、テスラとJPモルガンはMACDゴールデンクロス(短期線が長期線を上抜くシグナル)を形成しました。銘柄別シグナルは本日のシグナルを見るから確認できます。本日は「AIの受益企業」が勝利した日です。明日はその銘柄群が上昇分を一服するかどうかを見極めましょう。
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