2026年6月29日 米国株式市場サマリー
今日のひと目
市場サマリー
米国株式市場は、先週末の急落から力強く反発しました。ナスダックは25,820まで2.07%急騰し、5営業日連続の下落トレンドに終止符を打ちました。S&P500は1.18%上昇の7,440、ダウは0.59%上昇の52,182で引け、初めて52,000台乗せを達成しました。米国とイランが軍事行動を停止することで合意し、リスク選好が回復したことで、先週急落していた半導体やビッグテックには割安買いが大量に流入しました。この日ダウ指数に新規採用されたアルファベット($GOOGL)は初日に約5%上昇し、指数上昇に寄与しました。恐怖・強欲指数は「極度の恐怖」から「恐怖」区分に一段上昇し、投資心理はやや落ち着きを取り戻しました。(出典)
セクター・資産動向
セクターの動きは先週とは正反対で、配当・防衛株からグロース株へ資金が戻りました。景気敏感消費(+2.40%)と情報技術(+2.37%)・通信サービス(+1.60%)が反発を主導した一方、先週強かった素材(-1.82%)・不動産(-0.71%)・エネルギー(-0.48%)・生活必需品(-0.40%)などの防衛・景気防衛セクターは利益確定売りに押されました。資産市場では米国・イランの緊張緩和を背景に安全選好がやや後退し、国際原油価格(原油ETFベース +1.52%)は湾岸地域での交渉進展期待から小幅に反発しました。債券利回りは今週の雇用統計を控え、限定的な動きとなりました。
主要銘柄動向
反発の主役は先週急落していた半導体でした。コーニング($GLW)が15.67%急騰し、KLA($KLAC)11.97%、ウェスタン・デジタル($WDC)11.14%、アプライド・マテリアルズ($AMAT)10.82%、ラムリサーチ($LRCX)8.33%、シーゲイト($STX)7.61%と、メモリ・装置関連株が一斉に二桁前後の急騰となりました。半導体ETF(SMH)は3%以上上昇し、マーベル($MRVL)はUBSがCXL市場の成長を根拠に目標株価を230ドルから340ドルへ引き上げたことで堅調に推移しました。(出典)
ビッグテックもそろって反発し、テスラ($TSLA)が8.45%、アルファベット($GOOGL)が4.79%、アマゾン($AMZN)3.18%、メタ($META)2.20%上昇しました。航空宇宙分野では、ロケットラボが衛星通信会社アイリジウムを80億ドルで買収すると発表したことで、関連銘柄が活気づきました。一方、先週強かった通信・防衛株では利益確定売りが出やすく、ベライゾン($VZ)が5.24%、Tモバイル($TMUS)が4.77%下落しました。(出典)
主要スケジュール
> 次営業日の主要スケジュールは自動的に表示されます。
専門家コメント
> 「アジア現地の確認とAIエンタープライズ需要を追跡していると、鎧にひびは見えません。今後1年間にわたりAIテック銘柄を保有し続ける戦略に対して非常に強気なスタンスです。」
> — ダン・アイブス、ウェドブッシュ証券アナリスト
> 「第3四半期を控え、調整リスクが徐々に高まっています。投資家は一部ディフェンシブなポジションを事前に構築しておく必要があります。」
> — ポール・シアナ、バンク・オブ・アメリカ テクニカルストラテジスト
テクニカルシグナルと展望
半導体は一日で「売られ過ぎ」から「買われ過ぎ」へ一気に振り子が振れるほど反発の弾力性は強くありましたが、半導体の一部や通信・防衛株は依然として下落シグナルを示しており、ローテーション取引の余韻が残っています。木曜日の雇用統計を控え、詳細な銘柄別シグナルは以下のレポートでご確認ください。
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