GII ETFとはどんな商品?リターン・経費率・構成銘柄・代替ETFを総まとめ
世界の主要インフラ企業75社に分散投資するETFです。インフレ対策と安定した配当収入が強みです。
このETFとは?
S&P Global Infrastructure Indexに連動し、公益事業、交通、エネルギーという3大インフラセクターにバランスよく投資します。世界の上場企業の中から時価総額と流動性が高い75銘柄を厳選してポートフォリオを構成します。
物価上昇局面で資産価値を守りつつ、世界の基幹産業が生み出す成熟したキャッシュフローを通じて安定した収益を得たい投資家に適しています。
ステート・ストリート(SSGA)が2007年に上場した、パッシブ(指数連動)運用のETFです。
どのように投資するのか?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連動指数 | S&P Global Infrastructure Index |
| 運用方式 | パッシブ(指数連動) |
| リバランス頻度 | 年2回 |
| 分配頻度 | 半期ごとの分配 |
| 経費率 | 0.40% |
公益事業と交通セクターに高い比率を割り当て、エネルギーセクターを補完的に組み入れることで、セクター間の分散を図っています。先進国だけでなく新興国の主要インフラ企業も含め、グローバルなエクスポージャーを確保する戦略をとっています。
- 3大インフラセクターへの体系的な配分
- 個別銘柄の比率上限を設けることによる集中リスクの管理
規模とコスト
運用資産総額は$961.8M規模で、経費率は年0.40%です。
パフォーマンスと動向
世界的にインフラ投資が拡大する流れの中で堅調な成績を示してきましたが、エネルギー価格の変動や各国の金利政策の変化によって、セクターごとのリターンに差が出る傾向があります。
安全資産を好む心理とインフレヘッジ需要が重なり、実物資産を基盤とするインフラETFへの資金流入が続いており、長期的な資産配分の手段として注目されています。
メリットとデメリット
必需サービスを中心とした安定的なポートフォリオを備えていますが、特定国の規制変更や金利上昇に伴うコスト増加リスクには注意が必要です。
💪 主なメリット
⚠️ 注意点
代替ETFと関連商品
表に示したIGFは直接的な競合商品であり、GNRは天然資源の比率が高い代替先です。またGUNRはエネルギーや資源の川上資産に特化した値動きを見せます。米国内のインフラ再建事業に集中したい場合はPAVEを、グローバルな通信・物流インフラ全般をカバーしたい場合はNFRAを検討できます。このほか、スマートグリッド分野のGRIDや、公益事業のインカムに特化したUTGも、あわせて検討する価値のある選択肢です。
| 銘柄 | 名称 | 株価 | 騰落 | AUM | 総経費率 | 配当利回り | 1年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Schwab Fundamental International Equity ETF | $53.89 | -0.7% | $25.9B | 0.25% | 3.04% | +22.3% | |
| iShares Global Infrastructure ETF | $65.80 | +0.3% | $10.9B | 0.37% | 2.93% | +7.5% | |
| Northern Trust Morningstar Global Upstream Natural Resources ETF | $53.53 | -0.4% | $7.0B | 0.46% | 2.3% | +22.9% | |
| Goldman Sachs ActiveBeta International Equity ETF | $46.15 | -0.8% | $6.0B | 0.25% | 2.62% | +11.5% | |
| State Street SPDR S&P Global Natural Resources ETF | $75.45 | -0.4% | $5.4B | 0.40% | 2.41% | +28.0% |
| 銘柄 | 名称 | 構成比 | 株価 | 騰落 | 時価総額 | PER | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NEE | NextEra Energy Inc | 0.10% | $83.71 | +1.9% | $175.6B | 15.1 | 2.97% |
| ENB | Enbridge Inc | 0.08% | $49.46 | +0.4% | $112.2B | 26.3 | 5.59% |
| Grupo Aeroportuario Del Sureste SA ADR | 0.07% | $250.86 | -0.8% | $6.9B | 13.3 | 5.86% | |
| WMB | Williams Cos Inc | 0.06% | $74.35 | -0.7% | $90.9B | 29.7 | 2.84% |
| SCCO | Southern Copper Corp | 0.03% | $177.53 | -7.4% | $149.9B | 23.6 | 2.46% |
| SO | Southern Company | 0.03% | $93.71 | +0.8% | $107.8B | 22.6 | 3.24% |
投資家のチェックポイント
GIIへの投資を決める前に、事前に確認しておきたい主なチェックリストです。インフラセクターの景気防御的な性格と外部要因を総合的に理解したうえで取り組む必要があります。
| チェックポイント | 確認内容 | 現在の状況 |
|---|---|---|
| 🏗️ セクター別比率 | 公益事業、交通、エネルギーの比率の現状確認 | モニタリング中 |
| 📈 世界の金利 | 主要投資国の金利動向と調達コストへの影響 | 要確認 |
| 🌐 地政学リスク | 主要港湾や物流拠点を取り巻く外部環境の変化 | 要注意 |
インフラ資産は長期的には安定していますが、急激な利上げや該当国の政策的な不確実性が生じた場合、短期的に価格変動が大きくなる可能性があります。
長期的に安定した配当収入と資産価値の保全を目指す投資家に適した手段です。ポートフォリオの守りを固める中核資産の一つとして活用しやすいでしょう。
免責事項: 本コンテンツは参考資料であり、投資勧誘ではありません。すべての投資の責任は投資家ご本人にあります。