アイレン($IREN) 2026会計年度第4四半期実績分析 — 売上高は予想下振れ、AI転換は加速
実績成績表
売上高: 1.37億ドル (予想1.40億ドルに対し小幅下振れ) ❌ Miss
EPS(1株当たり利益): プレスリリースに1株当たり数値の記載なし(会計四半期純損失6.84億ドル)。予想は調整ベースで-$0.46のため直接比較不可
ガイダンス: 新規提示 — 2026年容量契約の年間換算売上高40億ドル(稼働中10億ドル)、累計出荷目標 約0.3ギガワット(2026年)・0.8ギガワット(2027年)
株価反応: 時間外 -2.64% ($39.46) — 韓国時間 08-28 06:07 基準
好材料
クラウド売上急伸: 第4四半期AIクラウド売上高7,050万ドル、年間1.29億ドルで約8倍
容量はほぼ完売: 2026年容量契約の年間換算売上高40億ドル、稼働中10億ドル
大口顧客への納品: チャイルドレス液冷50メガワット1号機をマイクロソフトへ納入
ビットコイン採掘からAIクラウドへと重心が急速に移り変わった四半期であった。フロンティア・リサーチとの複数年契約やCohere・Perplexityなどの新規顧客拡大により、顧客構成も広がった。
悪材料
売上の小幅ミス: 四半期売上高1.37億ドルで予想1.40億ドルを下回る
大規模な純損失: 四半期純損失6.84億ドル、減損損失4.50億ドルが主因
調整後利益の急減: 調整後EBITDA 1,920万ドルと、直前四半期5,950万ドルから縮小
採掘設備を撤去し、サイトをクラウド用に転換する過程で会計上の損失が一括計上された。年間換算売上高は運営指標であるため実際の認識売上高との差が大きく、今後は納入・検収のスピードが鍵となる。
会社のコメント
共同最高経営責任者ダニエル・ロバーツは、デジタルはすぐに拡大するが電力・データセンターといった物理インフラはそうではないという創業時の仮説が、今年ついに現実化したと述べた。2026年容量はほぼ完売しており、より高いメガワット当たり単価と前受金比率を確保しながら、顧客ポートフォリオを意図的に分散させているとの説明があった。
市場の反応と今後のポイント
売上の小幅下振れと減損損失による当期損失の拡大、そして投資拡大による四半期調整後利益の縮小が、短期的な視線を圧迫した。AI容量の完売・大型契約のニュースは、すでに相当程度織り込まれている可能性が高い。
ホライゾン2〜4号機の納入・顧客検収が予定通り第4四半期に実施されるか
年間換算売上高40億ドルが実際の認識売上高へどれだけの速度で転換されるか
メガワット当たり契約単価2,500万ドル前後の交渉が成立するか
免責事項: 本コンテンツは参考資料であり、投資勧誘ではありません。すべての投資の責任は投資家ご本人にあります。