フレックス LNG($FLNG) 2026年第2四半期決算分析 — 売上・調整EPSとも予想上回り、年内ガイダンスは維持
決算の成績表
売上: 1億680万ドル (前年同期比 +24%、予想は9405万ドル) ✅ ビート
EPS(1株当たり利益): 調整ベースで0.79ドル (予想 $0.61に対し約 +30%) ✅ ビート
ガイダンス: 維持 — 2026年の年間売上3.45億〜3.70億ドル(欧州排出権を除く)、用船換算日当収益7.3万〜7.8万ドル、調整前償却前営業利益2.55億〜2.80億ドル
株価反応: 時間外 +0.96% ($31.4) — 韓国時間 08-19 20:58時点
ポジティブ材料
売上予想上回り: 1億680万ドル、前年比 +24%で予想(9405万ドル)を超える
用船日当の最高値更新: 日当8万6119ドル、2021年第4四半期以降で最高
配当20四半期連続: 1株当たり0.75ドルを維持、累積還元額は約8.5億ドル
スポットで運航したアルテミスとボランティア、および新たに長期用船に就航した船舶が四半期収益を押し上げました。現金約3.97億ドルに加え、2029年以前に満期を迎える負債がないことから、配当を継続する体力も確認されました。
課題材料
船隊供給過剰: 上半期に55隻が引き渡し済み、年末までに40〜45隻が追加予定
スポット船の再契約課題: アルテミス・ボランティアの2隻を第3四半期末までに再配置する必要
下半期の運賃変動性: 中東情勢や荷量競争により、下半期もボラティリティが継続
会社は残り期間の運賃市場が変動すると見ながらも、年間の数字は変更しません。年末時点の契約カバー率は約89%ですが、スポット2隻の再契約条件が下半期業績の変数となります。
会社は何と言ったか
最高経営責任者は、中東の緊張がエネルギー市場を揺さぶり、スポットにエクスポージャーを持つ船舶に機会が開かれたと説明しました。年間見通しを維持しつつ、契約残と現金の体力を背景に1株当たり配当を継続する意向を示しました。
市場の反応と今後のポイント
売上・調整1株当たり利益ともに予想を上回り、年間見通しと配当が維持されたことから、業績自体は安心材料となりましたが、下半期の船隊供給や運賃の波が残り、急騰ではなく小幅な反応にとどまった流れです。
第3四半期末のスポット2隻の再契約運賃が、年間用船換算日当ガイダンスを支えるか
年間売上3.45億〜3.70億ドルのレンジの中でどこに着地するか
欧州ガス在庫やカタールの輸出正常化が大西洋運賃に与える影響
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