2026年7月14日 ザラ場前ブリーフィング
今日のポイント
前日のサマリー
前日のニューヨーク株式市場は、ハイテク株が圧迫され下落しました。ナスダックが1.55%、S&P500が0.79%下げた一方、国際的な原油価格の高騰を受けてエネルギーセクターが3%以上上昇し、指数の下落幅を下支えしました。サンディスク・マーベル・インテルなど半導体株が一斉に急落する中、銀行株は決算発表を控えて相対的に底堅い推移となりました。
現在の市場ムード
米国株価指数先物は、ダウ -0.3%、S&P500 -0.2%と小幅安、ナスダックは+0.2%としっかりのまちまちとなっています。明確な方向感は乏しく、様子見ムードが強まっています。今夜(日本時間21時30分)の6月消費者物価指数と、21時前後に控える大手銀行5行の決算発表が重なり、さらにイラン情勢を巡る緊張の再燃で原油価格も上昇しており、リスク回避方向に傾きやすくなっています。物価が予想より強く出れば、利上げ観測からハイテク株が再び揺さぶられる可能性がある一日です。
ザラ場前のニュースまとめ
今日のイベント
今日のザラ場前には大手銀行の第2四半期決算が相次ぎます。
マクロスケジュール
6月の消費者物価指数は前年比3.8%と、前月の4.2%から大きく鈍化したものと思われます。前月比では-0.1%と、前回の0.5%からマイナスに転じたと見られています。国際的な原油価格の下落に伴うガソリン価格の急落が、表面的物価を引き下げたと解釈されています。市場への影響:予想通りの鈍化ならリスク選好が回復する可能性がありますが、予想を上回れば利上げ観測が強まります。
変動の大きい食品・エネルギーを除いたコア物価は、前年比2.8%と前回の2.9%から小幅に低下、前月比では0.2%で前回と同水準と見られています。市場への影響:コア物価は物価の基調を示す指標であり、予想を上回ればFRBの引き締め正当化材料が強まります。
6月の小売売上高も同時に発表されます。消費者支出の温度を測る指標であり、今回の予想値はまだ集計されていません。市場への影響:消費が底堅ければ景気への懸念は和らぎますが、利上げの正当化材料が強まる可能性があります。
配当落ち
注目銘柄
前日に急落した半導体・ハイテク株の中でインテルとオラクルが目立ちます。インテルは6.2%下げ、ボリンジャーバンド(株価の正常な変動幅を示す指標)の下限を割り込み、RSI(買われ過ぎ・売られ過ぎを0〜100で測る指標)は39まで低下しました。オラクルはRSIが27まで下がり売られ過ぎ圏入りしており、テクニカルな反発の試みが出る可能性がありますが、AI設備投資への懸念が残るため、安易な追い買いは慎重を要します。一方でオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)はRSIが70で買われ過ぎ圏入りしており、強い上昇基調にも短期的な過熱感への警戒が必要な局面です。
今日の行動ガイド
数字に振り回されず、計画通りに。本日も落ち着いた一日をお過ごしください。
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