2026年7月21日の米国株式市場まとめ
今日のひと目
市場概況
ニューヨーク株式市場は、3営業日続いた下落に終止符を打ち、1日で反発しました。S&P 500は0.89%高の7,509.20、ナスダック総合指数は1.29%高の25,837.21、ダウ工業株30種平均は0.74%高の52,224.64で取引を終えました(マーケットウォッチ、シーエヌビーシー)。相場反発のきっかけは半導体でした。なかでもメモリー(データを保存する半導体)関連銘柄が急反発しました(ブルームバーグ)。過去1カ月で20%超下落したことを受け、押し目買いが集中しました。さらに、メモリー価格の上昇観測が買いに弾みをつけました。投資家はイラン情勢をいったん脇に置き、今週発表されるアルファベットとテスラの決算へ関心を移しました(ヤフーファイナンス)。イランが仲介国を通じて停戦案を受け取ったとの報道を受け、原油価格の急騰も一服しました。VIX(恐怖指数)は8.74%急落して17.02となった一方、恐怖・強欲指数は41と、なお「恐怖」の領域にあります。
セクター・資産動向
この日は資金の流れが一方向に偏りました。売り込まれていた半導体に資金が流入する一方、ディフェンシブ株やソフトウェア株からは資金が流出しました。投資家が再びリスクを取る動きに転じ、資金がセクター間を移るローテーションが鮮明な一日となりました。
主要銘柄の動向
この日の急騰は半導体に集中しました。一方、ソフトウェア株とディフェンシブ株は後れを取りました。
主要日程
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専門家の見解
> 「投資家は堅調な企業業績と、イランとの間で続く戦争を比較検討しなければなりません。この綱引きに終止符を打つには、アルファベットのような巨大クラウド事業者が設備投資を継続すると改めて表明する必要があります」
> — アート・ホーガン(Art Hogan)、B.ライリー・ウェルス首席市場ストラテジスト
> 「半導体は今後も値動きの大きい展開が続くとみています。買われ過ぎの状態が修正され、利益確定売りの圧力が生じ、一方向に偏っていた持ち高が整理される過程をたどるでしょう」
> — アダム・ターンクイスト(Adam Turnquist)、LPLファイナンシャル首席テクニカルストラテジスト
> 「今後2週間は企業業績にとって決定的な期間となり、これはテクノロジー株だけの話ではありません。投資家はエヌビディアやAMDをはじめとする企業が、今四半期の業績と今後の見通しについて何を語るのか見極めようと、様子をうかがっています」
> — ブレット・ケンウェル(Bret Kenwell)、イートロ(eToro)投資アナリスト
テクニカルシグナルと見通し
この日の独自テクニカルシグナルは、強気120件、弱気120件とちょうど半々でした。指数は大幅に上昇したものの、シグナルは拮抗していたことを示します。売り込まれていた半導体株は売られ過ぎの水準から反発し、強気シグナルを示しました。一方、大きく上昇していたエネルギー株は買われ過ぎのシグナルを示しました。相場の主導役が交代する局面にあることを示唆しています(テクニカルシグナル報告書を見る)。一言でまとめると、この日は半導体だけで市場全体を押し上げた一日でした。明日はアルファベットとテスラの決算で「人工知能への投資を継続する」と確認できるかだけを見ればよいでしょう。
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