アメリカス・ゴールド・アンド・シルバー($USAS) 2026年第2四半期決算分析 — 売上・調整EPSが予想下振れ、通期ガイダンスは維持
決算の成績表
売上: 4,600万ドル(前年同期比 +71%、予想 6,961万ドル) ❌ Miss
EPS(1株当たり利益): 調整ベース 0.00ドル(予想 $0.03) ❌ Miss
ガイダンス: 据え置き — 2026年 銀生産量320万〜360万オンス、オンス当たり総維持成本(AISC)30〜35ドル
株価反応: 時間外 +0.79%($5.09) — 日本時間 08-14 20:39時点
好材料
売上急増: 第2四半期連結売上4,600万ドル、前年比71%増
コサラの堅調: 銀生産量33万7,000オンス(+26%)、現金コスト オンス当たり16.91ドル
成長インフラ: ガリーナ3号坑道フェーズ2近代化完了、揚錐能力 約150%拡大
北米の銀・重要鉱物生産企業である同社は、銀の実勢価格上昇が売上を押し上げ、メキシコのコサラが生産の空白を一部埋めました。アイダホのガリーナ設備改善と約7,600万ドル規模の変動貴金属債務の精算により財務負担も軽減しています。
弱材料
売上予想未達: 実績4,600万ドルに対し予想6,961万ドルと大幅下振れ
調整利益未達: 調整EPS 0.00ドル、予想0.03ドルを下回る
ガリーナのトラブル: 銀生産量32万8,000オンス(前年同期42万)、第2四半期総維持成本40.63ドル
坑道工事の延長と6月の小規模な電気火災により、高品位鉱石の採掘が第3四半期にずれ込んだ点が生産・コスト面での重荷となりました。上半期の総維持成本はオンス当たり36.92ドルで通期目標レンジに迫るものの、四半期単位ではまだばらつきがあります。
会社見解
経営陣は、工事の延長や小規模火災といった一時的な混乱があったものの、売上成長と現場での実行力が継続したと評価しました。通期の生産・コスト目標は達成可能であると強調し、下期のアイダホ増産および試錐・加工設備投資に重点を置く姿勢を示しました。
市場の反応と今後のポイント
売上・調整利益が予想を下回ったにもかかわらず株価が大きく動揺しなかったのは、すでに周知の工事・火災影響と通期ガイダンスの維持、銀価格・設備改善のストーリーが同時に織り込まれた結果と見られます。
第3四半期にずれ込んだガリーナの高品位採掘が実際に生産へ結びつくか確認が必要です。
下期増産によりオンス当たり総維持成本が通期目標(30〜35ドル)圏内へ低下するかが見どころです。
銀価格が下落すれば、今回のように価格効果が売上を下支えできず、金属相場への感応度を点検する必要があります。
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