ロイヤル・バンク・オブ・カナダ($RY) 2026会計年度第3四半期決算分析 — 調整済み1株当たり利益・売上高ともに予想上回る、時間外取引は横ばい
決算成績表
売上高: 185.38億カナダ・ドール (前年同期比 +9.1%、予想 180.71億カナダ・ドール) ✅ 予想上回り
EPS(1株当たり利益): 調整済み希薄化後 4.28カナダ・ドール (予想 4.05カナダ・ドール) ✅ 予想上回り
ガイダンス: 未提示 — 次四半期・通期の売上高・1株当たり利益の見通しなし
株価反応: 時間外 -0.10% (207カナダ・ドール) — 韓国時間 08-27 20:36時点
好調だった点
資産管理: 純利益 14.42億カナダ・ドール、前年同期比 32%増
資本市場: 純利益 15.44億カナダ・ドール、前年同期比 16%増
株主還元: 配当24億・自社株買い16億など、合計40億カナダ・ドールを還元
市場上昇と純資金流入が手数料資産を拡大させ、株式・債券の発行やM&A、株式取引が資本市場部門の利益を伸ばしました。普通株主資本比率(CET1)は13.5%で前四半期と同水準であり、規制要件を上回りました。
期待外れだった点
個人金融: 純利益 19.23億カナダ・ドール、前年同期比 1%減
保険: 純利益 1.97億カナダ・ドール、前年同期比 20%減
与信費用: 総信用損失引当金 10億カナダ・ドール、前年同期比 14%増
個人金融は純利息収入が増加したものの、人件費・技術投資と与信負担がそれを上回りました。保険は昨年の長寿再保険調整などの一時的な要因が剥落し減少し、資本市場部門でも償却債権引当金が増加しました。
会社側のコメント
デイブ・マッケイ最高経営責任者は、多角化された事業と強固な財務状態が第3四半期実績を下支えしたと説明しました。自己資本利益率を高く維持しつつ、株主への資本還元を着実に進めていく方針です。
市場の反応と今後のポイント
売上高・1株当たり利益は予想を上回ったものの、好決算が相当程度事前に織り込まれていたため、時間外取引の株価はほぼ動きませんでした。
次四半期の信用損失引当金(特に資本市場部門)の推移を確認する
資産管理の手数料収益が市場調整局面でも底堅さを保てるかを見極める
個人金融におけるコスト増加と、HSBCカナダ買収に関連する公正価値償却の縮小影響を点検する
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