アビノ・シルバー・アンド・ゴールド・マインズ($ASM) 2026年第2四半期決算分析 — 売上は予想を大幅に下回るも純利益は急拡大
決算成績表
売上: 2,679万ドル(前年同期比+22.8%、予想は必ず5,215万ドル) ❌ Miss
EPS(1株当たり純利益): 基本0.06ドル(前年同期0.02ドル、コンセンサス集計は薄い)
業績見通し: 未提示 — 今回の中間財務諸表には翌四半期・通年の数値予想なし
株価反応: 時間外 -2.67%($7.18) — 韓国時間08-12 20:50基準
好材料
純利益の急拡大: 第2四半期純利益は1,090万ドルと、前年の286万ドルに対し約3.8倍
鉱山営業利益: 1,297万ドル(前年1,022万ドル)で前年対比拡大
手元資金の余裕: 6月末時点の現金1億4,478万ドル(年末1億172万ドルから増加)
メキシコのアビノ鉱山の精鉱販売とラ・プレシオサの開発鉱石処理が売上の源泉です。売上総利益の構造は維持されるなか、為替評価益・繰延法人税の戻し入れなどが純利益の下支えをさらに引き上げました。
弱材料
売上予想未達: 実績2,679万ドル vs 予想5,215万ドルで約49%下回り
暫定価格調整: 原注13に基づき、精鉱売上32,013(千米ドル)・暫定価格調整-5,226(千米ドル)が売上を圧縮
第1四半期対比の減速: 原資料は第1四半期の売上を直接示しておらず、上半期(6カ月)売上6,622万ドルから第2四半期2,679万ドルを差し引いた推計約3,943万ドルに対し、第2四半期が大きく縮小した流れ
純利益の一部は為替評価益(約248万ドル)や繰延法人税の戻し入れなど非経常・会計項目の影響が混在しており、営業キャッシュ創出力と分けて見る必要があります。上半期の市場売買方式の増資で流通株式数も増加した点は、1株当たり指標を解釈する際の留意事項です。
会社見解
今回の開示は経営陣によるコメント・業績予想数値を含まず中間財務諸表中心で、メキシコのアビノ・ラ・プレシオサの精鉱・開発鉱石売上がすべてと明らかにしました。翌四半期や通年の業績見通し数値は提出資料にないため、市場は前年同期・上半期累計との対比で実績を読み解いています。
市場の反応と今後のポイント
前年対比で利益は大きく伸びたものの、売上が予想を大幅に下回り、上半期累計に対する第2四半期の割合が弱く見える点が先に織り込まれた動きと見られます。
翌四半期の売上が暫定価格調整なしに精鉱販売量・金属価格に沿って回復するかを確認する。
純利益から為替・デリバティブ・繰延税項目を除いた鉱山本体の利益割合が維持されるかを見る。
ラ・プレシオサの開発貢献と追加増資・自己株式取得のペースが1株当たり価値に与える影響を点検する。
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