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企業紹介

ファットパイプ(FATN)はどんな会社?- 株価見通・業績・時価総額・関連銘柄・本社まとめ

2026年8月5日 更新 · 初回発行 2026年4月23日

SD-WAN・SASE・NMSを網羅するエンタープライズ向けネットワーキングソフトウェアを供給するアメリカの超小型企業で、90%台の粗利益率と強いMRR成長が特徴です。

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🏢 ファットパイプはどのような会社ですか?

ファットパイプ(FatPipe)は1989年にユタ州ソルトレイクシティで設立されたネットワーキングソフトウェア企業であり、2025年4月にナスダックへ上場しました。複数のインターネット・WAN回線をアプリケーション単位でインテリジェントに束ねて可用性と性能を向上させるSD-WAN(Software-Defined WAN)分野における初期のパイオニアのひとつに数えられ、現在はSD-WANを超えてSASE(Secure Access Service Edge)、ネットワーク監視サービス(NMS)ソフトウェアまでを含む総合的なエンタープライズ向けネットワーキングプラットフォームを供給しています。米国を中心にインド・中東・アジアなどのグローバル市場で、金融・流通・公共・製造業界の顧客向けに製品を販売しています。

💰 何で利益を得ていますか?

事業部門売上構成比説明
SD-WANソフトウェア複数回線WANの可用性・性能最適化SD-WANライセンスおよびサブスクリプション約55%
SASE・セキュリティ接続クラウドベースのセキュリティ接続アーキテクチャ(SASE)ソリューション売上約25%
NMS・モニタリングネットワーク可視化・モニタリングソフトウェアのライセンスおよびサブスクリプション約15%

ファットパイプの売上は$20.3M水準であり、直近四半期の売上は前年同期比で約30%の成長率、月次経常収益(MRR)は48%成長という流れを見せています。ソフトウェアライセンス・サブスクリプション中心の事業構造のおかげで粗利益率が非常に高い水準で維持されている点が注目されます。

📐 時価総額と企業規模

時価総額は$78.9M規模で、サムスン電子の時価総額の約0%水準です。従業員数は172名です。

ファットパイプは時価総額$78.9M規模の超小型ネットワーキングソフトウェア企業であり、172名名規模の要員が米国とインドの開発拠点を中心に製品の開発・運営を行っています。大手ネットワーキング企業相比では規模は小さいものの、特許ベースのインテリジェント回線ボンディング技術という差別化された強みを持っているのが特徴です。

📈 ファットパイプの見通しと株価推移

直近1年の株価推移
アナリスト consensus
1.0
売り ホールド 強い買い
目標株価 $10 +78.9% 現在 $6
52週価格レンジ
$6
最安値 $1 最高 $11
最安値比 +326.34% 最高値比 -48.14%

ファットパイプはハイブリッドクラウドと分散勤務の拡大、SaaS利用量の増加という構造的な流れの中でSD-WAN・SASE需要が持続的に拡大する環境の恩恵を受ける企業です。2025年のナスダック上場を機に資本拡充とブランド認知度の向上が同時に実現し、MRRベースの経常収益比率の拡大は長期業績の予測可能性を高める要因です。粗利益率(76.4%)は90%台の高い水準を記録しており、営業利益率(17.2%)と1株当たり純利益($0.39)、自己資本利益率(23.3%)の黒字拡大ペースが企業価値再評価の重要な変数となる見通しです。

⚔️ 核心的な競争力とリスク

ファットパイプはSD-WAN・SASEという構造的成長市場で差別化された技術を持つ小型ネットワーキングSaaS企業ですが、大手のネットワーキング企業との競争や小型IPO企業特有のリスクを併せて抱えています。

💪 核心的な競争力

SD-WAN先導技術
複数回線のインテリジェントボンディング特許ベースの独自SD-WAN技術
高い粗利益率
ソフトウェア・サブスクリプション中心の構造で90%台の粗利益率を維持
経常収益の拡大
月次経常収益(MRR)の高い成長率により収益予測可能性を強化
SASEへの拡張
SD-WAN・SASE・NMSを網羅する総合ネットワーキングプラットフォーム化

⚠️ 核心的なリスク

大手企業との競争
シスコ(CSCO)、パロアルト(PANW)、ゼットスケーラー(ZS)などの大手企業との競争
小型IPOリスク
2025年に上場した小型株特有の株価変動性と流動性の制約
顧客集中度
大手エンタープライズ顧客への依存に伴う契約更新リスク
技術の陳腐化リスク
SASE・ゼロトラストなど急速に変化するセキュリティ・ネットワーキングトレンドへの対応負担

🔄 競合銘柄と関連銘柄(受益銘柄)

ファットパイプはSD-WAN・SASE市場でシスコ(CSCO)、パロアルトネットワークス(PANW)、ゼットスケーラー(ZS)、フォーティネット(FTNT)、HPEのアールバ・シルバーピーク事業などと競争し、小型ネットワーキングSaaS領域ではイクステンド(EXTR)、ネットスカウト(NTCT)などと領域が重なっています。関連銘柄としてはクラウドセキュリティの代表的銘柄であるクラウドフレア(NET)があります。

競合株
銘柄企業名株価騰落時価総額PERPBRROE配当利回り
REKRREKRRekor Systems Inc$0.48-3.1%$65.4M-1.9-62.82%-
VERIVERIVeritone Inc$0.88+2.6%$88.4M-2.3-552.14%-
AISPAISPAirship AI Holdings Inc$2.01-1.0%$69.2M2.6---
関連銘柄(恩恵株)
銘柄企業名株価騰落時価総額PERPBRROE配当利回り
BNAIBNAIBrand Engagement Network Inc$8.24-19.6%$61.7M-3.1-98.11%-
USIOUSIOUsio Inc$2.53-1.6%$72.1M-3.8-8.04%-

✅ 投資家チェックポイント

ファットパイプへの投資を検討される場合、以下のチェックポイントを確認してみてください。

チェックポイント確認内容現状
📈 MRR成長率月次経常収益(MRR)の持続的な高成長維持の有無良好
🛡️ SASE売上比率SASEソリューション売上比率の拡大と新規顧客獲得のペース拡大中
💰 営業利益率売上成長とともに営業利益率が着実に改善する流れ要観察
🤝 チャネルパートナーグローバルMSP・チャネルパートナー生態系の拡大と地域売上の多角化進行中

ネットワーキング・セキュリティソフトウェアは大手プレイヤーのバンドル攻勢にさらされやすいため、競合他社に対する技術差別化と顧客維持率を継続的にチェックする必要があります。

結論としてファットパイプはSD-WAN・SASEの構造的成長テーマに乗った超小型ネットワーキングSaaS企業であり、高い粗利益率とMRR成長が続く場合、長期的には企業価値の再評価が可能な銘柄です。

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