2026年7月31日 プレマーケット・ブリーフィング
今日のポイント
前日のまとめ
7月30日のニューヨーク株式市場は、3指数ともに大きく上昇しました。NASDAQが2.78%高の25,122.18で終了し、S&P 500は1.66%、ダウは1.19%上昇しました。マイクロソフトの急騰を皮切りにハイテクセクターが5.5%上昇し相場をけん引する一方、コミュニケーションや生活必需品、ヘルスケアは出遅れており、ボラティリティ指数は17.57%急落し投資家の警戒感が大きく和らぎました。
現在の市場雰囲気
プレマーケットの先物は3指数とも上昇しており、NASDAQ先物が1.2%高で最も堅調です。ダウ先物は0.6%、S&P500先物は0.4%上昇しました。Amazonはクラウド売上の37%成長に支えられ約10%上昇しリスク選好を主導する一方、Appleはサービス部門と中華圏の不振により7%超下落し指数の上値を抑えています。本日の最大の変数は、韓国時間21:00前後に発表されるExxonMobil・Chevron・AbbVieのプレマーケット決算です。
取引開始前のニュース一覧
本日のイベント
$XOM — 第2四半期は1株当たり利益3.67ドル、売上高980億ドルが市場予想です。第2四半期に原油価格が1バレル100ドルを超える局面があったため、15四半期ぶりの最高売上高が期待されており、精製と化学部門の利益率改善幅が注目ポイントです。
$CVX — 1株当たり利益5.56ドル、売上高620億ドルが予想で、前年比で利益が3倍超に増える見込みです。ただし設備投資が約470億ドルと前年比370億ドルから増えるため、キャッシュフローをどの程度圧迫したかも併せてご確認ください。
$ABBV — 売上高168億1,000万ドル、1株当たり利益3.66ドルが予想で、会社見通しは3.57〜3.61ドルです。ヒュミラ売上が7億3,000万ドルまで縮小する分をスカイリジフ55億2,000万ドルとリンヴィック24億9,000万ドルが埋められるかどうかがポイントです。
$LIN — 産業用ガスを供給する企業で、製造業景気の温度計の役割を果たします。昨日が工業セクターが0.98%上昇した分、価格引き上げの持続と年間見通しの修正に注目する価値があります。
$AMH — 米国で一戸建て住宅を賃貸するREIT(不動産に投資して賃料収益を分配する会社)です。賃料上昇率と空室率が米国住宅市場の体感気温を示します。
配当落ち
注目銘柄
Microsoftは昨日15.63%急騰し451.60ドルで終了しましたが、相対力指数(株価がどれだけ買われているかを0から100の数値で示す指標)が71.9と買われ過ぎの圏に入り、ボリンジャーバンド(平均価格を中心に変動範囲を描いた帯)の上限を上抜けました。短期過熱シグナルが重なっているため、追いかけて買うより押し目幅を見極めるほうが無難です。
Meta Platformsは正反対の位置にあります。8.04%下落し538.50ドルで終了しボリンジャーバンドの下限を下抜け、相対力指数は32まで低下して売られ過ぎの圏入りしました。ただし下落の要因である設備投資負担が解消されたわけではないため、テクニカルな反発シグナルと業績懸念が拮抗する局面とみるべきです。
Teslaは相対力指数が30.6で売られ過ぎの圏にとどまる中、昨日3.54%上昇し308.87ドルで終了しました。売られ過ぎの圏から出た最初の反発のため、出来高が伴っているかを確認してから判断してください。
本日の行動ガイド
本日も落ち着いた対応で臨まれ、よい一日をお過ごしください。
一覧へ免責事項: 本コンテンツは参考資料であり、投資勧誘ではありません。すべての投資の責任は投資家ご本人にあります。